私たちが目指しているのは、単に「細い」のではなく、「美しい」こと。

闇雲にダイエットやトレーニングを行い、仮に体重が減って筋肉がついたとします。そこで「細く」なったとしても、それが必ずしも「美しい」とは限りません。

仮に理想とする細さを得たとしても、姿勢が悪くなると以下のような現象が起こります。まず上半身では、ウエストや二の腕は太く見える場所が前面に出て、バストは高さが出ず、実際のサイズよりも小さく見えてしまいます。下半身では下腹部がたるみやすくなり、ヒップと脚のメリハリもない状態で、ヒールを履いてもお尻は上がらず、その結果太ももが太くなる歩き方に……。

一方で、最近では短期間に高負荷、高重量で行うトレーニングが流行っています。この方法なら確かに筋肉はつきますが、かなりマッスルコントロールが巧みで狙いたい筋肉にきちんとアプローチができるトレーナーが付いていないと、筋肉はついてもスタイルが悪くなる恐れも大いに発生します。 本当に美しい身体とはどういうものなのか。 それは、ふくらはぎと太ももの比率、太ももからヒップのメリハリ、ヒップとウエスト、肋骨の形状のバランス、肩の位置によるバストライン……。大まかに上げてもこれだけの細かいパーツが関わってくるのです。

本当にスタイルのいい身体、身体の美しさを引き出すためにはただ筋肉を鍛えるだけでも体重を落とすことでもなく、少しずつ“彫刻”のように筋肉をつくり上げていくこと重要です。

「痛み」と「美しさ」も密接に関係している

姿勢の悪化は腰痛や肩こり、膝の痛みなどを引き起こします。
身体は絶妙なバランスの上で成り立っており、日常生活の癖によって1箇所に歪みが起きるとその場所だけではなく全体でバランスを取ろうとするため、全身の歪みへと進行していきます。
この歪みは痛みへ始まりなのですが、実は痛みが出そうになると関節同士がかばい合い巧みに痛みを出さないよう“調整”を行ってくれます。その調整が、限度が超えてストレスがかかりすぎてしまうと、一気に痛みとして身体に発生してくるのです。
腰椎椎間板ヘルニアや変形性股関節症などの手術は、最終手段です。
その前に、もう一度頑張って能動的に動く=トレーニングにチャレンジしていただきたいと思います。

もちろん運動は万能薬ではありません。しかし、トレーニングをすることで改善や現状の維持をすることが可能であることは医学的に証明されています。
病院で手術終えている方で、医師からは「もう大丈夫です」と言われても実際の日常生活では不自由を強いられてしまうケースも実際に多数見ています。
それは、医師が考える「最低限の日常生活の確保」と、クライアント様の「従来の様に自由に動けるようになるかと思っていた」という“治る”という感覚に対しての乖離現象。
それはどうしても埋まらない溝のようなものなのです。

そういったいわゆる“リハビリ難民”となってしまった方々にも、トレーニングをすることでご自身が思われる「治る」という感覚までサポート。
人生において諦めていたことにチャレンジできるような身体づくりのお手伝いをしていきます。
そして、この「痛みの改善」も「美しさ」に繋がっており、それが輝いた豊かな生活へのステップにもなると思います。

動ける身体

ゴルフをもっと上手くなりたい、登山に向けて体力をつけたい、スキーをもう一度したい、海外旅行に行きたいなどの思いを実現しませんか?

私のトレーニングスタジオにいらっしゃる方の7割は、痛みや身体の不具合を克服しようというのがトレーニングを行うきっかけのベースにあります。
しかし、身体が動けるようになり、関節の可動域が広がり、日常生活が支障なく送れるようになると、次の目標が生まれてくるのです。

股関節を人工股関節に変えた方がリハビリを乗り越え、痛みを克服してゴルフを始める。
変形性膝関節症でヒザの痛みがどうしても取れなかった方が、動ける身体を手に入れて山登りに挑戦を始める。
全体的な筋肉が足りず、いつも猫背だった方が、フルマラソンにチャレンジする……。
もっと身近なところでは、背骨の圧迫骨折をされた方が、今ではお孫さんのお世話を出来るくらいまでに回復したなど、という例もあります。

こういった“次の目標”を実現するための動ける体づくりとは、効率よく力を発揮できるようにマシンを使う局所的なトレーニングではなく、全身を統合させて動かせるトレーニングが大切なのです。
怪我や痛みが出ないようにするアライメントや歪みの調整を、トレーナーによるコンディショニングや独自の調整方法でエクササイズをしていきます。

細胞は毎日入れ替わっていきます。
肌が28日周期でターンオーバーするように、骨や筋肉臓器など、あらゆる器官もすべて日々新しくなっているのです。
だからこそ、トレーニングはいつスタートしても遅くはありません。
年齢とはまったく関係ないのです。
限られた人生を楽しく前向きに有効に使うためにも、ぜひ“動ける身体”を手に入れてください。